鄙びた故郷で苦労を重ねた末、住み込みメイドとしてロンドンに出てきたベッキーさんと、裕福なお嬢様の上流生活から一転、メイドにされてしまったセーラさん。
過酷な運命の中、ミンチン女子学院で共に交わることになった二人の少女。このページでは、二人の置かれた毎日の生活を見てゆきます。涙なしでは見られませんが、彼女たちの奮闘が学院の運営を支えているんですね・・・
大変な労働条件です。過重労働に加えて、直接の上司であるジェームス・モーリー夫妻にはいじめられ、代表生徒のラビニアさんらにも嫌われています。何より、最高責任者のミンチン院長の方針なのですから、救いようがありません。更には、住環境も屋根裏部屋で劣悪、3食抜きもまかり通り、ベッキーさんは薄給、セーラさんに至っては無給です。こんな内情の学院が、上流家庭の子女へのお嬢様教育など、出来るのでしょうか・・・
それでは、いくつかの時間帯に分けて、ふたりの一日の仕事ぶりを見てみましょう。
各時間帯をクリックしていただくと、彼女たちの苦労が偲ばれます…
早 朝
05:00-08:00
early morning
早朝のお仕事
早朝、二人で屋根裏の窓から眺める景色。貴重なひとときです。そのあとはまだ暗いうちから、かまどの火おこし・井戸水の汲み上げ・調理器具や食材の配置など、調理場のセッティングをしておかなくてはなりません。
材料の下ごしらえから、パン焼き、お鍋運びまで、朝ごはん作りのお手伝いです。
食堂で、生徒さん達の朝ごはんの配膳とお給仕です。食事が終われば後片付けが待っています。時には院長先生のわがまま朝ごはんにも、付き合わなければなりません。
午前中
08:00-12:00
morning
午 後
12:00-18:00
afternoon
午後のお仕事
お昼ご飯のお給仕の後は、必要な食材を買出しに行かされます。雨降りでもお構いなしです。何があっても、言い訳は一切通じません。
細々とした用事は山ほどあるのです。猫のエサやりや、荷物運びもお仕事です。疲れてうたた寝も・・・
洗濯物の手洗い・洗濯干しと仕事は続きます。
いつ来るかはわかりませんが、毎日必ずやって来ます・・・
特別寄宿生室・外フェンス・お玄関など、お掃除にも終わりはありません。いじめられても、休むわけにはいかないのです。
ダメな大人を手本に頑張ってね。お客様のおもてなしも粗相のないように・・・
夜 間
18:00-21:00
evening
夜間のお仕事
夕食が済んだら、またお片付け・・・笑顔が出るうちは、まだ大丈夫、でしょうか?
夜のうちに仕上げておかなければならない仕事も、たくさんあります。でも、あんまり無理しないで。ああ!やっぱり・・・
深 夜
21:00-24:00
midnight
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