このページでは、『世界名作劇場 小公女セーラ』全46話のタイトルと、大まかなあらすじを紹介してゆきます。第25話~最終話まで、まとめました。セーラさんの苦境の日々と、大逆転のラストへ…
【第25話~第30話】
メイドとして苦しい毎日を送るセーラさんに、フランス語教師のデュファルジュ先生は色々と便宜を図ってくれます。そのおかげで、セーラさんは再度学院を訪れたロンドン市長夫人の前で代表生徒代理になったり、年少組にフランス語を教えるなど、事態は好転するかに見えました。
しかし、それを快く思わないラビニアさんの画策により、デュファルジュ先生は学院を去ることになります。大きな支えを失って悲しみに沈むセーラさん。さらに夏休みを迎え、ベッキーさんまでもが里帰りしてしまい、セーラさんはひとり、寂しい時を過ごすのでした。
そんな夏のある日、学院のお隣にインドから病身の紳士が引っ越してきます。彼が訳あって、セーラさんを探すために帰国してきたことなど、まだセーラさん自身は知る由もありませんでした。が、彼女は直感的に父に通じるものを感じ、以後お隣の紳士は常に気にかかる存在となるのでした。
【第31話~第42話】
セーラさんは健気に頑張っていましたが、取り巻く状況は変わりませんでした。秋も深まった頃、ラビニアさんからある難題を押し付けられたセーラさんは、無理をした挙句雨に打たれ、病に倒れてしまいました。伝染病の可能性を疑った学院側は、十分な治療をしません。苦しむセーラさんにベッキーさんやアーメンガードさんが付き添い、厚い友情を示すのでした。
学院のお隣の紳士クリスフォード氏は、召使いのラムダスさんを通じてセーラさんの境遇を知ります。氏は、彼女が自分の探している少女だとは気づきませんでしたが、善意から匿名の援助を開始します。まもなくセーラさんは回復しますが、感受性の鋭い彼女は、誰の手助けによるものか、気づいていました。以後短い間、セーラさんはベッキーさん共々、メイドとなって以来初めて、十分な食事やベッドのある生活を送ります。しかし、この援助はやがて院長先生の知るところとなり、懲罰としてセーラさんは馬小屋へ追い出されてしまうのでした。
冬を前に馬小屋での生活を強いられたセーラさん。程なくして失火から馬小屋が焼ける騒ぎが起こると、院長先生は一方的にセーラさんに疑いをかけ、学院からの追放を言い渡します。ついに自ら学院を出る決意をしたセーラさんは、独り冬のロンドンへと歩み去ってゆくのでした。
学院を出たセーラさんは、ピーター少年の助けを受け、ロンドンの下町で新たな生活への第一歩を踏み出します。
【第42.5話~最終第46話】
ロンドンの下町でマッチ売りとして働き始めたセーラさん。ようやく仕事にも慣れてきた頃、突然学院からアメリア先生が迎えにきます。セーラさんを追放後、さらに届いたクリスフォード氏からの援助の小包を見て、有力な支援者の存在に気づいた院長先生が差し向けたのでした。
学院に連れ戻されたセーラさんは、メイドの立場からは解放され、再び屋根裏での生活が始まりました。そしてある雪の日、ふとした偶然でクリスフォード邸を訪ねることになったセーラさん。これまで受けた援助のお礼を述べるため、ついにクリスフォード氏と対面します。彼が自分を探し続けていたことなど、全く知らぬままに…長編の小公女ストーリーも、いよいよクライマックスを迎えます。
このサイトは、以下のブラウザでの正常表示を一応確認しています。