このページでは、『世界名作劇場 小公女セーラ』全46話のタイトルと、大まかなあらすじを紹介してゆきます。物語の区切りは、管理人による便宜上のものです。なお、各回とも本放送時の放映日を付記しました。まずは、第1話~24話まで。
【第1話~第6話】
裕福な家庭の少女セーラ・クルーさんは、10歳の冬、お父さんに連れられてインドのボンベイから、遥々イギリスのロンドンにやって来ます。ミンチン寄宿女子学院に転入した彼女は、特別寄宿生として待遇されますが、初対面のミンチン院長先生に、直感的に不安を感じるのでした。
インドへ戻る父とロンドンの街へ買い物に出かけたセーラさんは、前から心に描いていたフランス人形と出会い、エミリーと名付けます。また、彼女の専用馬車の御者としてやって来たピーター少年と知り合います。
フランス人の母を持つセーラさんにとって、学院のフランス語の授業は易しすぎたのですが、それを上手く伝えられずに院長先生とのすれ違いが生じます。更に、学業・容姿ともに優れた彼女の様子に、代表生徒のラビニアさんが反発してきました。
あまり学業の振るわないアーメンガードさんをかばったことで、セーラさんは彼女と親友になりますが、ラビニアさんとの仲は悪化します。また、母を亡くした学院最年少のロッティさんのお母さん代わりになります。そして、後にセーラさんにとって生涯の友となるベッキーさんが、メイドとして学院にやって来ます…
【第7話~第12話】
ロンドン市長夫人の視察を前に、ミンチン院長は代表生徒をラビニアさんからセーラさんへと交代させます。セーラさんは十分にその役目を務めますが、これが原因でラビニアさんとの関係は修復不能なまでに悪くなってしまいます。一方、メイドとして日々酷使されるベッキーさんと、セーラさんの心の交流が始まります。
インドへ帰ったセーラさんのお父さんから、事業に成功した知らせが届きます。学院への寄付を期待した院長先生は、セーラさんを特別扱いし、盛大な誕生パーティーを開きます。しかし、パーティーの席で一転、父の破産と死が伝えられ、状況は一変してしまうのです。
【第13話~第24話】
全てを失ったセーラさんは、屋根裏部屋に移され、学院のメイドとして働くことになります。激変した境遇の中、彼女はラビニアさんから激しいいじめを受け始めます。慣れないメイドの仕事と屈辱的な扱いを受ける日々の中で、セーラさんを支えたのはベッキーさんの存在でした。
気を遣って周りとの距離を置くセーラさんに対し、アーメンガードさんとロッティさんは、変わらぬ友情を示し、屋根裏まで訪ねてきます。しかし、代表生徒に復帰して特別寄宿生にもなったラビニアさんからのいじめはエスカレートしてゆきます。専属メイドにされそうになったり、大切なエミリーを奪われかけるなど、セーラさんの苦しみは続きます。
お使いに出た街中では、何も事情を知らないドナルド君からお金を恵まれてしまい、境遇の変化を痛感させられます。それでもセーラさんは、誇りや優しさを失わず、衛兵さんやパン屋さんとの心温まるエピソードも生まれました。
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