世界名作劇場 ペリーヌ物語MINIサイト:主題歌比較

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世界名作劇場.net ペリーヌ物語 MINIサイト

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このページでは、主に『ペリーヌ物語』と『小公女セーラ』を、比較・考察しています。

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作品の印象を大きく左右する主題歌。その違いを見てみましょう。


ポップな名曲
OPテーマ『ペリーヌものがたり』は、ペリーヌさんの旅路を応援するかのような明るい曲調です。歌詞も、ペリーヌさんに対して、頑張って前に進めば、その先に幸せがある、と呼びかける前向きなものです。また、背景画像は、物語前半の長旅編から後半のマロクール編のカットまで惜しみなく使われ、まるで総集編の趣があります。もちろん、ペリーヌさんが通訳から秘書となり、感動のクライマックスへと続くシーンは省略されているのも、好ましく感じられます。更にEDテーマ『きまぐれバロン』は、完全にコミカルな内容で、作品の重たい部分を忘れさせてくれます。

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ペリーヌさんは、旅の途上、数々の困難・試練に見舞われますが、どの場面でも、その明るいキャラクターが救いとなったのは間違いないでしょう。根本ではかなりおおらかな面を持っていた、とも言えるでしょうか。物語後半では、それに加えて年齢以上の落ち着きも増し、一大企業の社長付き秘書、という大役も自然とこなしてしまいます。辛く長い旅を、そうと感じさせないのもまた、彼女の持つ魅力の一つでしょう。苦難を前向きに吹き飛ばすような、元気なメロディの主題歌は、この作品にぴったりです。 

総じてペリーヌ物語の主題歌は、ある意味作品ストーリーに反し、聞き手にポジティブな印象を与え、たとえ悲しい内容の放送回の後であっても、視聴者に「また次回も見たい」と思わせるに十分すぎる力を持った、名曲であると言いえます。



ルンルン ルルル ルンルン ルンルン ルルル ルンルン
春の風が優しく 優しく頬を撫でる 
さあ 泣くのはおよし ペリーヌ

いつもの笑顔が戻ったら 希望の土地を目指して
歩きだそう 歩きだそう
だけど道は遠いよ ペリーヌ

ルンルン ルルル ルンルン ルンルン ルルル ルンルン
秋の夜は明るく 明るく空が光る 
さあ 見上げてごらん ペリーヌ

一人でくじけず生きてきた お前を見守る星が
強く輝く 強く輝く
ほら 幸せはすぐに ペリーヌ

ルンルン ルルル ルンルン ルンルン ルルル ルンルン
冬の風が激しく、激しく窓を揺らす 
もう 怖くはないよ ペリーヌ

優しい人たちが暖かく 夢の中に抱きしめて
 守ってくれる 守ってくれる 
そら 幸せがここに ペリーヌ


悲しみ募る名曲
OP/EDともに、マイナー調の悲しげな曲風です。歌詞も、セーラさん自身の心の声に近く、この苦しみに耐えてゆかねば…という趣旨で、悲壮感を高めています。背景画像も、OPテーマ『花のささやき』では、特別寄宿生だった幸せな日々のカットだけを使い、後の苦難を連想させます。また、EDテーマ『ひまわり』では、敢えてキャラクターを一切登場させず、ロンドンの街並みを行く馬車のみが登場し、その街並みの向こうで苦しむセーラさんへと、聞き手の想いを誘導するかのようです。

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セーラさんとエミリー。ほほえましい幸せなシーンですが、これが現実に訪れることはありませんでした。気品ある優しさ、美しさを兼ね備えたセーラさんですが、それを上回る悲しみの日々が彼女に落とした影から、私たちは目をそらすことはできません。その思いを言葉に乗せた主題歌は、聴く者に様々な感情を呼び起こす、名曲であることは確かなのですが…

総じて小公女セーラの主題歌は、作品ストーリーに忠実で、視聴者をセーラさんの心情へと誘う名曲と言えるでしょう。



私の胸の 片隅に咲いてる 小さな花に 名前はないけど
悲しい時は 赤い花びら一枚 目頭に当てるの 
すると涙も消えてゆく

私だって 泣こうと思ったら 声を上げて いつでも泣けるけど
胸の奥に この花ある限り 強く生きてみようと思う

明日はきっと 今日よりはいい日と 祈りを込めて 星空を見ると
寂しくたって 一人ぼっちじゃないよと 囁いてくれるの 
胸に咲いてる赤い花

私だって 幸せ欲しいけど 他にもっと 大事なものがある
それが愛か 優しい心かは 生きてみれば わかると思う

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