わたしとわたし ふたりのロッテ プチサイト:みどころ&名場面PICK UP

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名場面と言えるシーンを、スライドショーでいくつかまとめてみました。

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物語の冒頭、夏休みを利用してゼービュール湖畔の「子供の家」を訪れたふたりが出会います。交わるはずのない二つの人生が運命に導かれて、物語が動き始めます。全29話中、始めの4話だけの舞台ですが、保養地の美しい景色をバックにしたシーンはとても印象的です

柔らかく純真な心と心が重なり合った時、ふたりは新しい世界の入口に立ったのです。

第2話『運命の糸』より:
衝撃の出会いのあと、激しく反発するルイーゼさんの態度に、心痛めて悲しみに沈むロッテさん。そんなふたりが、美しい花園で初めて向き合い、語り合います。この年頃の少女だけが持つ、初々しい生命力を感じさせる名場面です。物語序盤のハイライトと言えるでしょう。

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物語の大半を占める、入れ替わったふたりの冒険エピソード。いつ真実が明かされることになるのか、焦らされたり涙したりしながら、ふたりに幸せが訪れる瞬間を待つひとときは、この作品最大の魅力でしょう。

お話が進むにつれ、思い切った行動力を見せ始めるロッテさんと、周りに対して繊細な気配りを見せるようになるルイーゼさん。互いに相手を演じるうちに、その長所を体得していったのです。冒険は、こうして少女の内面を成長させてゆくのでした。そして、事実が明かされる時がやってきます・・・

第23話『ごめんなさい!お母さん』より:
あの子はロッテではない・・・?真実に気付いたお母さんが、ついに万感をこめてルイーゼさんの名を呼びます。驚きと不安、そしてわずかな期待に小さな肩を震わせながら、恐る恐る振り返るルイーゼさん・・・間違いなく、本作品ミュンヘン編のクライマックスと言える名シーンでしょう。

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少女の成長物語、という先入観を持って見ていると、ストーリー後半で驚くことになります。いまだに相手への気持ちを残している、お父さんとお母さん。そこに、編集長さんとゲルラハ嬢が絡んで、4人が大人の恋に揺れ動きます。この部分だけフォーカスすると、本格的な洋画のワンシーンのようです。

実写版にリメイクしても、充分な作品が出来そうに思えます。

ミュージカル等で舞台化されて、ロングラン公演されている、というのも頷けますね。

MEMO:ベルナウ編集長とイレーネ・ゲルラハ嬢

お父さんとお母さんの心をざわつかせる、ふたりの登場人物。それぞれの抱く好意が、事情を一層複雑なものにしてゆきます。両親の復縁を望むロッテさんとルイーゼさんにとっては、どうしても越えなければならない、高い壁です。

●ドクトル・ベルナウ編集長
ecwkkbewc.pngお母さんに想いを寄せる、実直な独身男性。お母さんにとっては、職場「ミュンヘングラフ社」の上司に当たる人ですが、ロッテと入れ替わったルイーゼさんの相談相手にもなってくれた好人物です。仕事の上では、お母さんとの衝突が絶えない間柄でしたが、それも秘めた好意の裏返しだったのでしょう。

作中では、母娘ふたりに対して色々とさりげない気遣いを見せましたが、最後はお母さんの真意を悟って身を引きます。

主要なキャラクターの中では、最も報われない結末を迎えてしまいましたが、素敵な三枚目俳優と言えるでしょう。

●イレーネ・ゲルラハ嬢
お父さんの交際相手です。交際期間はまだ半年程度のようですが、結婚を強く意識しています。お金持ちのご令嬢で、かなりわがままな性格の持ち主です。ルイーゼさんを思うお父さんの心の間隙を突いて巧妙に立ち回り、婚約するまでの関係になりましたが、最後は自分の愛情の足りなさに気付き、身を引きました。
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物語の要所で、自分はいい母親になれる、とアピールしていましたが、実はルイーゼさん(本当はロッテさん)のことを小さな恋敵と認識しており、再婚した暁には寄宿学校へ入れて遠方へ追いやるつもりでいました。
(まさか、行き先はロンドンのミンチン女子学院では・・・?)

本作品では最大の悪役として捉えられるキャラクターですが、意外と純情な一面も見せており、少なくともお父さんに対する想いは本物だった、と言ってよいでしょう。

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ミュンヘンの黄昏にすれ違う、男と女・・・一度離れた心と心が、再び寄り添う日は・・・

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物語も終わりに近づき、ロッテさんとルイーゼさん、ふたりの切実な思いが、ついにお父さんとお母さんの心を動かします。

ロッテさんの病気がきっかけで、入れ替わり作戦の全てが明らかになってしまいました。そしてお父さんの再婚が決まって、お別れの日がやってきます。ロッテさんはお母さんの待つミュンヘンに、ルイーゼさんはウィーンで新しい継母ゲルラハ嬢のもとへ、と・・・

もう、二度と会えないかもしれない・・・それでも小さな二つの心は信じていました。思いは必ず通じる、と。

h34qq.pngそしてふたりはついに、ゼービュール村での誓い以来ずっと胸に秘めてきた、たったひとつのお願いをします。もうクリスマスも誕生日もいらないから、家族4人で暮らしたい、と・・・

少女たちの切なる願いを聞き、お父さんはたったひとつの真実に気付きます。自分と子供たちにとって本当に必要な人、それはこの世の中で、お母さんルイーゼロッテ・ケルナーただひとりである、ということに。

ふたりの娘と共に、重大な決意を胸に汽車に乗り込むお父さん。行き先はミュンヘンです・・・

第28話『最高の誕生日』より:
ロッテさんとルイーゼさんの誕生日。お父さんとお母さんは、ささやかな結婚式を挙げました。ベルナウ編集長やイレーネ・ゲルラハ嬢も、自分なりのやり方で4人を祝福してくれました。

そして式の最後、ふたりは両親に心からの贈り物をします。目には見えないけれど、永遠の愛を約束する魔法の指輪を。

お母さんの目に、喜びの涙があふれました。魔法の指輪は、家族みんなの変わらぬ愛もきっと約束してくれることでしょう。

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